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今からちょうど1週間前、BUNDOKI (click) のルカさんがイングランドの地図上に妙な場所を見つけた。
スパーン・ヘッド。
名前もさることながら、その地形たるや只者ではない。リンク先のB地点を目一杯拡大していただくとお分かりいただけるだろう。(click)

暇を持て余した大学生が思いつくことにろくなことはない。
僕たちは思い付いてしまったのだ。スパーン・ヘッドに行って頭をスパーンしたい、と。
 
車で東に125マイル(201km)走ってスパーンしに行ってきました。



偶然立ち寄った名前も知らない街の店で食料を調達しようとしたが、14時まで昼休みということなので時間つぶしに近くの教会へ。

 

その街からさらに東へ。スパーンヘッド方面からの対向車なんて滅多にいない。
半島に差しかかったら電柱に沿ってひたすら1本道。 

 

マンチェスターを10時30分に出て、車でゆっくり5時間。スパーン・ヘッド岬到着。
 着いたはいいが誰もいない。風が強い。なんだかすごいところに来てしまった。

 

その辺にあるアイテムにいちいち心をくすぐられる。
BUNDOKIは重工業に惹かれます。

 

スパーン・ヘッドの灯台の歴史は500年前以上前、1427年まで遡る。
かつては港としても栄えたが、桟橋の残骸だけがその面影を伝えている。
現在は渡り鳥の飛来地として知られ、またRNLI・王立救命艇協会のハンバー救命艇基地があり、24時間人員が待機している。
 
 
 
その地理的特徴ゆえ、スパーン・ヘッドは2度の世界大戦の間イギリスの東の防衛線としても重要な役割を果たした。
岬の先端部分には今でも貯蔵庫らしきものや6ポンド砲の台座が残っているが、大部分は砂と土に埋もれてしまってジャングルと化している。(click
 
 

スパーン・ヘッドをいたく気に入った僕たちは、近くの街に一晩泊って次の日にも行くことにした。
1日目の終わり、宿を探していた僕たちの目にとまったものは火力発電所の冷却塔。
イングランド東部の人口の少ない地域には大規模な発電所が点在している。
クリスマスのイルミネーション並に興奮する。

 

地図を見て行くことを思い付き、スパーンしに行くことを目的とした今回の旅。

途中教会に寄って、風力発電の風車に興奮して、火力発電所の冷却塔にため息漏らして、地平線の先まで何もない道をひた走って、外が寒過ぎて狭い車の中でサンドウィッチ食べて、海辺でスパーンして、砂山の中に要塞が埋まってるのを発見して、大雨の中を交代で運転して帰ってきた。

毎度お馴染みの行き当たりばったり旅だったけど、普通にロンドン旅行するよりも面白かった。
オックスフォードやエジンバラに行ったことある人はいてもスパーンヘッドへ行った人は少ないと思うのだ。

いい写真がいっぱい撮れたのでそのうち載せようと思います。
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